構図を考える【その一 心構え】

またしても随分とご無沙汰だけれども、何事もなかったかのうように続けるよ!
さて…心構えー基礎知識ーカメラを思い通りに設定する方法…と来たわけだけれども、いよいよ構図を考えてみよう。思い通りの設定と構図が出来てしまえば、もうこっちのものだ。


【構図について考える】

いってしまえば、被写体以外のものは全て余分な情報だ。被写体以外の物体は、写真の魅力を半減し、意味合いぼかす。

このブログの読者にはデザイナーもいると思うが、考え方は全く一緒。一度考えてみてくれ。
沢山の情報の中に一番訴えたいことを埋め込むにはどうしたらいいだろう? 見出しにして強調する、画像を使う、不必要な情報を削る…など大半が画面中の強調したい範囲の存在率を上げるってことではないだろうか?

同じように写り込まない構図にする、被写体以外をぼかすなどして写真をダイエットさせ、不必要な情報を減らし、意味のないスペースを削ることが、魅力的な構図の第一歩だってことを覚えておいて欲しい。

次回は具体的な構図テクニックを説明します。

カメラの設定を決める

前回はカメラの基礎知識として、最低限覚えなくちゃいけない「露出」「絞り」「シャッタースピード」「ISO感度」「ホワイトバランス」について説明したわけだが、理解していただけただろうか?

そんな基礎の基礎最初から知ってるよ!…て人も多いと思うが、それらを意図的に使いこなしている人は意外にも少ないと思う。デジイチ(ハイエンドコンデジ)を持ちながら、プログラムモード(全自動)を使用してしまっている人は多いのではないだろうか?それではデジイチの魅力も半減だ。

本日は、前回の基礎知識を元にどうやって設定を組み立てていけば、求めている写真を生み出すことが出来るか?の基本構成を考えていきたいと思う。



【ボケ味から設定を決める】

アナタは今、旅先でまさに目の前の恋人を撮影しようとしていると仮定しよう。あなたはその恋人の写真をどのように仕上げたいだろうか?

もし恋人がキレイに写っていれば、背景なんて関係ない…というならば、思い切って絞りを開放側に大きく開いてしまおう。そうすることで、背景が大きくボケ、被写体(恋人)が一層際立った写真に仕上がるだろう。


【背景にいる人をボカシて飛ばすことで被写体を際立たせる】


背景の美しい街並みに立つ恋人…というシーンを撮したいと考えているとするならば、思い切って絞りを可能なかぎり絞っていこう。そうすることで街並みの細部まで映り込んだ(レンズや状況によります)町と一体感のある写真に仕上がるだろう。


【背景の観客がハッキリと写りこみすぎてしまい、残念な写真になった】


街並みがもしもゴチャゴチャとしているなら、絞りを開放側に少し開いてあげよう。何段階か開放させながら撮影していけば、あなたの求める絶妙なボケ味の写真が撮影できるはず。


【シャチの演技で観客が笑顔になっている情景を納める。あくまでメインはシャチ】


絞りが決まってしまえば、後は適正露出(最適な明るさ)にするためシャッター速度を調節する。カメラの露出計を見ながら撮影し、仕上がりを液晶で確認して、仕上がりが暗ければシャッタースピードを遅く。明るすぎればシャッタースピードを早くすれば、何度か撮影しているうちに適正露出が得られるだろう。

さらに、もしボケ味から導き出した撮影スピードが遅すぎて手ぶれしてしまうようであれば、ISOを少し上げてやればシャッタースピードを早くしても適正露出に収めることが出来る。


どうだろう?解ってもらえたかな?


マニュアルで設定を決められるカメラと、ほぼ全自動のカメラとの一番の違いは、やはりボケ味をコントロールできるところに尽きると思う。

同じ被写体を同じアングルで撮る場合でも、背景にゴチャゴチャと色々なものが入っていると、被写体に目がいかず、テーマがぼやけてしまう。このゴチャゴチャした背景をボカシてやると、被写体が際立ち、仕上がりに格段の差が生まれるのだ。

まず自分の仕上げたいボケ味を決め、そこから逆算して適正露出を求めていけば、自然と設定は決まる。デジカメは仕上がりを見ながら設定を変えていけばいいんだから、簡単だろ?






シャッタースピードから設定を決める】

通常の撮影ではボケ味から設定を決めていけばイイが、時にはスピードの方が優先されるケースもある。例えば動きのある被写体を撮影する場合、暗すぎて手ブレしてしまうほどシャッタースピードを遅くしなくてはいけばい場合などだ。


たとえばスポーツを撮影することを考えてみよう。素早い動き、先の読めない動きを撮影しなくてはならないスポーツ撮影は本当に難しいもの。色々な撮影手法があるが、被写体ブレ(被写体の動きについていけずに、ブレてしまうこと)を防ぐため、シャッタースピードは速く設定する事が基本となる。


【速い動きの被写体をカッチリ捉えたいなら、何よりもまずシャッタースピードを優先】


人間が走りまわって動くようなスポーツなら1/500くらいのスピードで良いだろう。野球のボールやバットのスイングはもっと速いので、ピタっと動きを止めたいならシャッタースピードも更に速くする必要がある。必然的にこのシャッタースピードを中心に設定が決まる。明るすぎる場合は絞りを絞って(あまり多くはないのですが)暗すぎる場合は、必然的に絞りは開放に近づく。


【動きの素早い動物も必然的に速いシャッタースピードで】


スポーツの場合、被写体は動いている主役が中心になることが多いので開放に近い絞りで問題ないが、例えば大自然の中でするスポーツなどで、背景もステキに撮したい…なんて思ったなら、極力絞ろう。明るさが足りなければ、ISOを高く設定することも検討すればいい。


【山並みの上を飛んでいる…的な視覚効果が欲しいので、極力絞り込んで撮影】


ライブハウスなど、暗い場所で撮影したい場合、必然的にほとんどマックスに近い所まで絞りを開放していると思うが、それでもシャッタースピードは十分でないことのほうが多い、そういう場合は迷わずISOをガシガシ上げていこう。


※ 追記:
ライブハウスのケースはシャッタースピードから決めるのだが、本文では絞りから決めているように読めてしまうね。失礼。レンズによって手ぶれせずに撮影できる限界の目安というものが違う。広角レンズほど手ぶれしにくく、ズームレンズほど手ぶれしやすい。目安として「1/焦点距離」を考えるのが良いと一般的に言われている。例えば明るい単焦点標準レンズ50mm F1.4などで撮影する場合、1/50で撮影すればイイ(1/60で撮影すれば尚手ぶれしにくい)。ということは1/50で適正露出になるよう絞りを開放してやるわけだが、最大のF1.4でも暗すぎるケースでは、ノイズの発生を気にせずISOを必要十分になるまで上げてあげれば良いということ。



さて、二つのポイントから設定を決める考え方を考察したが理解していただけたかな?

良い写真の絶対条件(極めて特殊なケースを除く)は被写体とピントがあっていること、手ぶれや被写体ブレせず、暗すぎたり明るすぎたりしないことだ。どれだけ良い構図で、ステキなボケ味で撮影していたとしても前述の要件を満たしていなければ、全くもって意味が無い。まずはどう撮りたいか?を考えた上で、要件を満たすように一つ一つ設定を潰していこう。

時には妥協を強いられることもあるが、それこそが写真撮影だ。限られた条件の中から、最適な設定を導き出し、あっと驚く構図テーマで撮る。これこそがカメラの楽しみなんだぜ!



【まとめ】
設定順序は「絞り > シャッタースピード >ISO」 or 「シャッタースピード > 絞り > ISO」のどちらかになる。ISOの調節は最終手段と考えておけばイイ。

 

テクニック以前に!(最低限知っておきたいカメラの基礎知識)

さてさて、素敵な写真を撮る前に必ず覚えて欲しいカメラの基礎知識を幾つか紹介したい。カメラをマニュアルで操作する上で絶対に欠かせない知識だ。ざっと列挙する。

 
一個づつ順をおって出来るだけ簡単・分かりやすく説明しよう。ホワイトバランスを除く4項目は、個別に考えず、必ず組み合わせて考えるようにしましょう。




【露出】
露出とは画像そのものの明るさのこと。
露出は、絞り+シャッタースピードISO感度を組合せた結果として決定される。人間の目で見た自然な明るさを適正露出といい、明るすぎる場合露出オーバー、暗すぎる場合は露出アンダーという。

本ブログでは基本的に露出は結果であって、露出をコントロールする…とは考えないで勧めます。


適正露出


露出オーバー


露出アンダー

露出オーバーだから悪いとかではなく、状態を指しているだけ。意図的に適正露出を外すこともある。



【絞り:F値
絞りとはレンズ内に円形に取付けられた複数の羽根を使って、撮影する部分に届く光の量を調節したり、ピントの合う範囲(被写界深度)を調節する機構のコト。


F値:1.4(小さい) = 明るくなる


F値:8


F値:16(大きい) = 暗くなる


明るすぎる場所で撮影するときは画像を暗くするために、暗すぎる場所で撮影するときは画像を明るくするために、また撮影したい被写体の背景をボカしたい、クッキリさせたい…などを調節するコトが出来る。


F値:1.4(小さい) = ピントの合う範囲が狭くなる(ピントが合わせづらくなる・被写体以外ぼける)


F値:8 (後ろのレンズの途中まではピントがあっている)


F値:16(大きい) = ピントの合う範囲が広くなる(ピントが合わせ易くなる、背景以外はだいたいあってる)

絞りを絞って解放されている穴の大きさが小さくなっても、カメラに映る画の画角が変わらないのはオモシロイですね。

まとめ:絞り
値が小さい(明るい・ピントの合う範囲狭い) < 値が大きい(暗い・ピントの合う範囲拾い)




シャッタースピード
シャッターをどれだけの時間開放して、レンズに写っている画を焼付けるか…を表す値。1/2000、1/60などの数値で表され、数字が大きければ大きいほど(シャッター速度が遅い)長い時間を、小さければ小さいほど(シャッター速度が速い)短い時間フィルムやカメラのセンサーを光に晒す。

シャッター速度が遅いとその分写真は明るくなり、速いほど写真は暗くなる。また、遅いシャッター速度では、手ぶれや被写体ブレ(動いている被写体がブレる)が起こりやすく、速いと動いているものでもまるで静止しているように写真に収めることが出来る。


シャッタースピード速い:水滴が止まっているように映る


シャッタースピード中:水滴の形状を残しつつ、被写体がブレる


シャッタースピード遅い:被写体がブレ、ひとつの塊になる



シャッタースピード速い:水のカーテンの細部まで解る


シャッタースピード遅い:水のカーテンがまとまって筋になる

またシャッターを長時間開けっ放しにすることによって、光の弱い夜景や星なども画像に収めることが出来る。ただしあまり遅くし過ぎるとノイズで画像が荒れる。


まとめ:シャッタースピード
値が小さい(開放時間が短い・暗い・ブレにくい) < 値が大きい(開放時間が長い・明るい・ブレにくい)



ISO感度
フィルムで写真を撮るときに、扱っているフィルムがどれくらい敏感に光に反応するかを表す指標。200、400、1600などの数字で表され、数字が大きいほど敏感で暗い場所での撮影に強い。また数字の大きい敏感なフィルムほど、ノイズが入り、画像が荒くなる。

デジタルカメラにおいては、センサーの敏感度をカメラ側でコントロールすることができるのだが、感度の指標をISOと同じ表示にし、フィルムの場合ならどの程度のISO感度に相当するか…と表現している。フィルムと同様、高感度にするほどノイズが増え画像が荒くなる。

シャッタースピードと繰り返しの写真になるが解りやすいため


ISO感度高い:ノイズが多い


ISO感度低い:ノイズが少ない


まとめ:ISO感度
値が小さい(キレイ・暗い) < 値が大きい(粗い・明るい)




【ホワイトバランス】

室内で写真を撮ったときに、不自然な色(緑がかったり、橙がかったり)に写ってしまったことはないだろうか?本来、太陽の光と蛍光灯、白熱灯など、光源(何によって発生する光か)によって変わる色(色温度)を補正し、白を正しい白として残すため、デジタルカメラで採用された機能。

※ 以下は、蛍光灯と少しの外光が混じった状態で撮影


ホワイトバランス:白熱球用設定


ホワイトバランス:蛍光灯用設定


ホワイトバランス:デーライト(太陽光)用設定


ホワイトバランス:曇り用設定


ホワイトバランス:日陰用設定


まとめ:ホワイトバランス
人間の目ってなんて優秀なんだろう!!!



細かいテクニックを除けば、マニュアルカメラでコントロールする必要があるのはこれだけだ。そんなに難しいことではないけど、どう組み合わせたらいいのか、解らないヒトも多いだろう。

次回は実際にこれらをどういう基準で設定していくか?について言及したい。

続く…



 

どんなカメラで撮影しよう? パート2

さて、前回の更新から2ヶ月も経っちゃってるけど、まるで何事もなかったかのように続けちゃうからね!



☆ペットじゃない動物を撮るデジイチと超望遠レンズ

動物を撮るシーンを考察すると、野生の動物を探すか、動物園で撮影する事になると思う。

野生動物の場合、人に慣れた野生動物たちを撮影する場合でも、野生動物に近づく危険は出来るだけ避けたいので、超のつく望遠レンズ(35mm換算で400オーバー)で出来るだけ離れて撮るシーンが多いと思う。また腕に自信がなければ、懐が許す限りハイエンドモデルのカメラを買ったほうがいいだろう。精度の高いオートフォーカスに頼れば、より楽に良い写真が撮れる。

かたや動物園で撮影するときも超望遠レンズを使いたい。これは超望遠レンズを使うと、動物との間を遮っている柵や檻をまるで魔法のように消してくれるからだ!騙されたと思って一度やってみて欲しい!まるで魔法のように柵が目の前から消えるんだから!(こんな秘密教えちゃっていいのかしら!!!(; ・`д・´)




☆ペットを撮るデジイチと標準と望遠レンズ

野生動物とは違って気軽に近づけるペットなので、標準レンズで撮っちゃいましょう。ただ標準だと似通った写真ばかりになるので、望遠レンズも一本持って、様々な撮影シーンで撮影したらいいじゃない。




☆気合の入ったポートレートを撮るデジイチと中望遠レンズ

気軽なポートレートではなく、ちょっと気合を入れてアーティスティックな人物写真を取りたいと思ったなら、デジイチに中望遠レンズを用意してみるとイイ。リラックスして撮影する手助けになる。

※ 人物ポートレートは、モデルの許可をとらなくてはならないためサンプルを割愛させていただきます。




☆商品写真をとるデジイチと中望遠レンズ

商品写真と言っても様々だが、小中サイズの商品を撮るならコノ2本を持っていれば大体OK。食べ物なんかもキチンと撮るならこの組合せがイイ。




☆風景を撮るデジイチと広角レンズと望遠レンズ

広大な自然、美しい街並みなんかを撮ろうとすると必然的に広角レンズで撮影したくなる。他にも望遠レンズを一本用意しよう。



ズラズラといろんなケースを考察してきたが、決してこうでなくてはいけない訳でなく、ここに書かれてないレンズを使って面白い写真を撮れることもある。あくまで購入のためのガイドだと思って読んでくれ!

次回は最低限しっておきたい、カメラの基礎知識とその活かし方をかんがえたい。



 

どんなカメラで撮影しよう? パート1

さて、予告通りどんなカメラを買うのがいいのか?について、参考程度に書こうと思う。絶対にそうじゃなきゃいけないなんてことはないし、もしアナタがすでにカメラを持っていて、満足しているなら再購入を検討する必要はないからね。【この記事は基本的にデジイチデジタル一眼レフカメラ)やハイエンドコンデジ(高機能コンパクトデジタルカメラ)について書きます】



【どんなカメラ(&レンズ)を選べばイイのか?】
さて本題だ。あなたがどんな撮影スタイルを好むかによって最適なカメラは変わってくるわけ。とにかく何処へ行くのもデジイチを携帯していきたい!…て奇特な人以外はシーンによって使い分けるか、一番重宝しそうなカメラを選ぶのが最適だと思う。以下シーン別に提案していく。


☆日常をスナップ写真でアーティスティックに残したい!(ハイエンドコンデジで)

 いつドコで出会うか分からない素敵な光景のために、毎日大きなデジイチを持ち歩くなんて愚の骨頂…とまでは言わないけど、ただのモノ好きだ。だいたい準備に時間がかかって決定的な瞬間を撮り逃してしまうよ。ってことで、ポケットやかばんに忍ばせられるコンデジが最適…なんだけど、1点だけ気をつけて欲しい。マニュアル操作が出来るカメラにして欲しいって事だ。フォーカスや絞りを使いこなして、思い通りに作画していくことこそ突き詰めたカメラの楽しみ方なんだ。

 どうせやるなら最低限ソレくらいは理解して楽しもうぜ。



☆旅行や山登り、旅先で撮る(旅先目的で使い分け

 非日常的なシーンに出くわす可能性の高い旅先なら、常に小脇にカメラを抱えて何でもかんでもバシバシ撮っていこうよ!という訳でデジイチが最善のチョイスだと思うけど、大きなズームレンズを何本も持ち歩くのは大変だし、山登りのように荷物を極限まで減らしたい場合はコンデジの方が良いケースもあるだろう。向かう場所、観るものによって違うので一番定義しにくいな!

 どうしてもカメラに残したい!そんな景色・モノに出会えるなら気合を入れて、ハイエンドデジイチに大口径レンズと行こう!そうでもなければ小型のデジイチに高倍率ズームレンズなんかが重宝される。コンデジはいつでも携行したい。



☆恋人や友人をキレイに! or カッコよく撮りたい!(迷わずデジイチ

 ここはズバリデジイチでいって欲しい。EOS Kissとかだっていいさ。デジイチ単焦点の標準レンズで決まりだね!



☆スポーツ写真を撮りたい!(迷わずデジイチ。出来るだけ良い物。

 速いスピードで動くものを撮るのは本当に難しい。何が難しいってピントを合わすのが至極難しいんだ。
オートフォーカスに頼りたいんだけど、スポーツの動きに合わせられる程のフォーカススピードを得るにはそれなりの機材が必要。【安いカメラ+安いレンズ < 高いカメラ+高いレンズ】【ズームレンズ < 単焦点レンズ】と考えて、ほぼ間違いない。かと言ってマニュアルで動体にフォーカスさせるのはまず失敗するので、予算の許す範囲で一番良いカメラとレンズを買うのがいい。

ちなみに連射機能が必要な場合、秒間8コマ以上は最低でも欲しい。ソレ以下は実用性がないと考えてイイ。必然的に高価なものになるよ。



長くなってるので続く > パート2を乞うご期待

あなたはそのカメラで何を撮るの?何のため?誰のため?

あなたがその手に持ってるカメラで一体何を撮るか?何のために?誰のために?…そんな事を考えたことある?

カメラなんて何を使ったって大抵のものを残すことは出来るし、撮れた写真の出来の善し悪しに関わらず、見てもらうことは出来る。けどご承知の通り、その写真はきっと素晴らしくはないし、仮に素晴らしかったとしても、それは偶然でしかない。もし君がそんな写真で満足してしまうようなら、このブログは必要ないから今すぐ閉じてもらって構わないよ。

あなたが今から撮る写真に何を、誰のために、どういう目的で撮るかを考え始めた瞬間、世界は一変する!文字通り一変するんだよ!本当に!だから一度考えてほしい。



あなたの撮ってるそれは仕事用のメモかな?
それって自分のため?それとも誰かに見せるの?
きっと誰かに見せるためなら、より丁寧で分かりやすいように心がけると思う。



旅先で撮る写真は、ただの自分用の記録かな?
家族に見せるためのものかな? それとも取材?
自分が思い出すきっかけには、部分的な写真で十分かもしれないけど
同行していない誰かに見せるなら、より説明的な情報があったほうがイイ。



サーフィンをする友人の写真を撮るのは
友人を喜ばせるため?それとも雑誌に売り込むの?
友達を喜ばせるためだけならカッコ良ければそれでいいけど、
売り込みたいならインパクトのある写真が絶対に必要だよ!



何を?なぜ?誰のために?をちゃんと考えれば、使用するカメラだって変わるし、同じ被写体でも撮り方が変わる!あなたが今撮ろうとしている被写体は、誰に見てほしいの?何のためにとってるの?

あなたの写真を変えるには、まずはソコから変えるべきだとボクは思うんだ。カメラを構える前に一度考えてみてよ!まずはソレを第一歩にしよう!次回はそれを考えた上で、どんな機材が適しているのか少し考えてみようと思う。

写真がチョットだけキレイに撮れるかも!ってブログをはじめた

忙しい忙しいを理由にしてたら、なんにも出来ないよな…と思い、続けられるか解んないけどとりあえず走りだしてみた。ども、Sickboyこと「けんけん」でございます。

Facebookで仲良くしてくださる皆さんから「写真をキレイに取る方法を教えて欲しい!」と多数のリクエストを頂いたので、悩んだ末「いつもの写真がチョットだけキレイに撮れるかも!?」というブログを始めました。

圧倒的に初心者向けに書くので、撮影のヒントや心がけ程度に留めるつもりですし、撮影のセオリーを事細かに書く気もございません、既に一眼レフカメラが趣味の方たちに役立つ情報など出てくるはずもありませんので悪しからず。

さて「お前は誰だよ!偉そうに教えるのか!?」という意見もあると思うので、簡単に自己紹介をします。「早く撮影方法を教えろよ!」という方は次回記事をお楽しみに!さようなら(´・ω・`)



私、けんけんは一応職業カメラマンを生業としております。何故一応かと申しますと、カメラ単体で生きていくには色々と足りてなくて、他にも色々してるから。という訳で、カメラマンとしては3流も3流。まぁ、せいぜい皆さんよりマシな写真が取れる程度思っておいてください。

実際カメラは引退の方向で考えていたんですけど、最近の仕事の流れはむしろカメラなしでは語れない方向になってまいりました。なんででしょーね…(;・∀・)


そんな私がカメラと本気で向き合ったのは、単身カナ…

長くなりそうなのでやめましょうw
ということで、とにかくホントにブログ始めますよーというお知らせでした!次回は早速チョットキレイに撮れるようになるかも!な記事書きますよ。( ゚д゚)ノ ヨロ。